ROLAND印刷機新台導入を祝う神事、佐久印刷所様にて

佐久印刷所様では、進化の歩みとともに、常に伝統への深い敬意が息づいています。

2025年2月14日、その姿勢が見事に表れたのが、最新鋭の印刷機「ROLAND 704 EVOLUTION」の導入に際して執り行われた「清祓(きよはらい)」の神事でした。

日本では、新たな機械の導入時に、古来からの神道儀式「清祓」が行われることがあります。これは、物や空間が知らず知らずのうちに“穢れ”をまとってしまうという考えに基づき、それを祓い清め、安全で円滑な稼働を願うための儀式です。神主による祝詞(のりと)や、塩やお神酒を使ったお清めといった所作が行われ、この儀式を通して、日本におけるものづくりの精神や安全への配慮、「物に魂が宿る」という価値観が表されています。

当日は、佐久印刷所の社員の皆様をはじめ、マンローランド・ジャパンの関係者や設置エンジニアも一堂に会し、革新と伝統の両方に敬意を表する、意義深い時間となりました。このような伝統行事を大切にしながらも、最先端の技術を迎え入れることで、佐久印刷所様の安全意識と文化への敬意、そして未来へのまなざしがより一層感じられる一日となりました。

今後も、佐久印刷所様が先進的な印刷技術と普遍的な価値観を融合させながら、更なる発展を遂げていかれることを心より楽しみにしております。

New R704 Evolution印刷機の前にて: 中央:株式会社佐久印刷所 代表取締役会長 臼田 行孝 氏、右:株式会社佐久印刷所  代表取締役社長 臼田 大介 氏、左:マンローランドジャパン株式会社 代表取締役 小玉 泰史
新たに設置された印刷機の前で、神職が祝詞(のりと)を奏上しています。その後方では、佐久印刷の社員の皆様が頭を下げ、厳かに礼を捧げています
佐久印刷の臼田会長が、神道の祈祷儀式を執り行っています
マンローランドジャパンの小玉代表が、丁寧に一礼しています
新しい印刷機の設置に関わったマンローランドの社員とともに写る、佐久印刷の会長および代表取締役

Manroland Sheetfed社について

マンローランド・シートフェッド社は、1871年に設立され、世界で最も古い印刷機メーカーのひとつであり、ドイツを代表するオフセット枚葉印刷機メーカーです。今日、同社は世界の40カ国以上に子会社を持ち、その印刷機が生み出す品質と信頼性の高さは世界的に知られています。マンローランド・シートフェッド GmbHは2012年にラングレー・ホールディングス plcの傘下となりました。

日本では、春の訪れとともに桜がほころび始め、街全体がやわらかな薄紅色に包まれています。

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